下地処理が肝心!-下地作り−

プロ仕様の洗車、コーティングをDIYで試して下さい!そして実感して下さい・・・

コーティングは下地処理が肝心

作業イメージ

市販のWAXを含めて、コート剤の性能をできるだけ引き出すには、下地処理が肝心。
塗装表面は、水垢・油膜・鉄粉など色々な物が付着していて、その度合いは個々に差はありますが、新車でも付着しています。
この付着物を取り除き、表面を平滑化する様に磨きあげる。この状態にコート剤を塗布して、初めてそのコート剤の性能を引き出せるのです。
プロのコーティング屋さんは、これを手抜きせずに作業するのです。
しかしながら、一般的なカーオーナーさんには至難の業。(ごく一部のマニアさんはやってるみたいですけど・・・・)
と言うことで、下地処理用のケミカル・洗剤等も商品にしました。ただ、業務用なので、扱い方を間違えると、塗装面にシミができたり、塗膜剥離や腐食など、色々問題が発生する事があるので、くれぐれもご注意をお願いします。

下地処理

  1. シャンプーを終えたら、濡れている状態に鉄粉除去剤をスプレーします。鉄粉に対して液剤が反応して変色します。
    天候や気温によりますが、おおむね1、2分放置します。渇きが速い場合は乾かないうちに水で流して下さい。
    この時、たっぷり水を使って充分に流して下さい。液剤が残っているとシミになったり腐食を起こす原因に。(恐ろしい!)
  2. まだ鉄粉が残っていたり、塗装表面がザラついているなら、クリーナー粘土で取り除きます。水をたっぷりかけながら滑らす様に粘土を動かします。滑りが悪い時はシャンプーや超微粒子コンパウンドを少量併用してください。
  3. もう一度水で流して、表面を確認します。
    ウォータースポットがあれば、ウォータースポット除去剤を使います。この液剤は酸性ですので、必ずゴム手袋をして下さい。
    スポンジ等で液剤を塗布したらすぐに水で洗い流します。1回で30センチ四方ぐらいの範囲でこれを繰り返します。
    この時、エンブレムやモール周りの水垢が付いているなら、綿棒などに本液を染み込ませて取りましょう。また、シミ、変色、腐食の恐れがありますので、充分に流して下さい。(くれぐれも要注意!)
  4. 水分を拭き取って、表面を確認します。
    薄キズ、磨きキズが気になるようであれば、ここで磨き作業に。
    ポリッシャーを持っていれば、それで磨けば良いのですが、普通は手磨きです。コーティングスポンジにコンパウンドを適量つけて、直線的に一方向に磨きます。
    コンパウンドは状況に応じて極細目か超微粒子を使い分けて下さい。大変な作業ですがガンバって磨いて下さい。(一箇所だけを集中的にガンバりすぎるとハゲるぞ!)
  5. 下地処理の最後は、脱脂作業。
    脱脂シャンプーをスプレーしてスポンジで塗布しながら洗い流してください。水をかけて、塗装表面が水を弾いていなければ、水分を拭きあげて終了。
    もし水分を弾いているようなら、もう一度脱脂シャンプーをします。それでもダメなら、市販のシリコンオフで脱脂して水で洗い流して下さい。
  6. 以上で終了です。後は、お好みのコーティングを施工してください。
    でも、高性能なコーティング剤でも万能ではありません。定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスについては、メンテナンスは必要?のページへどうぞ。